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三線初心者が三線購入から教室に通うまで

 三線教室に通い始めました。去年、沖縄旅行で購入した三線だったけど、家に放置したままの状態になってしまい、そのままにするのは勿体無い!っということで、近所の三線教室に通い始めました。三線教室で習った事や思った事を忘れないために、ブログで残していきたいと思っています。ちなみに、私は15年程チェロを弾いてたので、フレットレスの弦楽器には慣れています。

目次

三線の購入

 私の持っている三線は、沖縄の旅行中に購入を決めた物です。名護でお知り合いになった三線弾きの方に手ほどきを受け、何とかBEGINの島人の宝を弾ける様になって、調子に乗って三線購入を決めちゃいました。(笑)
 三線を買った楽器店は、新城工作所名護営業所という楽器屋さんです。三線の音は何が良い音とされているかよく分からないけど、店内で弾き比べしてみて自分好みの音を探して、メンテナンス性も考慮して強化張りの三線購入を検討。

 気に入った楽器は先約がいた様で、1週間先まで取り置きになっている状態に。うーん、、じゃあこの取り置きが解消されれば、三線を購入しようと思い、その場で購入はせず、取り置きが無くなる様であれば連絡をもらうことにしました。楽器も出会いなので、「三線が今後人生に必要であれば与えられるだろう。」ということで、気に入った三線が購入できなれば三線購入は諦めることに。

 沖縄旅行から帰宅してから数日後・・・無事取り置き解消!今度は自分が取り置き予約をして即行で購入決定!!三線演奏に必要なケースや爪等の周辺用具は三線弾きの方に選定してもらい、宅急便で発送してもいました。購入した品物は以下のとおり。

三線本体

お店で撮影した三線本体。(強化張り)

ハードケース

購入後、段ボール開封直後のハードケース。頑丈なのは助かるけど、肩に掛けられないのが不便。

教本

「Basic of 沖縄三線」という教本。本をよく読み、努力すれば独学でもある程度弾ける様になるっぽい。楽器の部位の説明や、ちんだみ(調弦)の方法が基礎から詳しく書かれています。

周辺用具

爪、ピック、替絃、ウマ、消音ウマを購入。自宅では楽器が基本弾けないので、消音ウマで対処。

三線独学練習(挫折)

 楽器に同梱されていた教本を読んで、ちんだみ(調弦)から始めて、楽器の構え方、工工四(楽譜)の読み方を確認。沖縄滞在時に教えてもらった「島人の宝」の工工四も入っていたので、さっそく弾いてみる。何回か工工四を読みながら弾くとそれなりに弾ける様になる。

 三線の各部位の用語や工工四の音符位はここで覚えられた。(楽器放置後はすぐ忘れちゃった。)
あとは、本調子(C)で合わせた場合、三線はF-Durの音階になる様だ。基本的は、ナカジル(中絃)の開放弦(四)が根音になる事が多いみたい。後で知ったけど、ウージル(男絃)の開放弦(合)が根音になることもある様だ。西洋音楽風に言えば、大体の曲のフレーズの解決は四になることが多そう。

 ただ、一人で楽しむ分にはやはり限界が来てしまう。。張り合いもないので、1カ月すると自然と弾かなくなってしまう。三線が単なるお飾り状態に。

三線教室体験レッスン

 三線を弾かなくなってから半年以上経ち、放置されている三線を眺めて、「楽器が可哀そうな状態やな。。」と思い、意を決して家から一番近い三線教室を調べて、教室の体験レッスンに申込み。(ドキドキ)

 2月24日に体験レッスンを受講できる旨、先生から連絡もらい、体験レッスンを受講。自分の他に、女性の方が一人体験レッスンを受けにきてました。私もその女性の方も自分の三線を持参してました。結構三線持っている人多いんだな。

最初に自己紹介から。自分が三線を手に入れた経緯を紹介。

 最初に教えてもらったのは、三線は唄が中心の楽器で、三線は伴奏の役割であるということ。唄の途中で三線を間違っても問題にならないけど、唄を間違ってしまったらアウトの様です。
そうかぁ、自分は長年チェロを弾いてたから、唄中心となると苦手分野かな。。

 次に三線には、大きく分けて「古典」と「民謡」と「ポップス」に分野が分かれている旨の説明。古典は琉球王宮内で唄われていたお堅い音楽で、民謡は琉球王朝崩壊後に唄士の方が地元に帰り、庶民の中に溶け込んでいった音楽。ポップスはBEGINの島人の宝や三線の花とかの最近の音楽。

 こちらの教室は民謡を教えてもらえる教室で、沖縄民謡会で一番大きな組織の登川流の系統なのだそう。流派によって唄い方に違いがあったりする。たまに遊びでポップスもやることがあるみたい。でも、ポップスを先に独学や教室で習っている人は民謡は唄えないみたいです。沖縄の音楽をたっぷり楽しむにはポップスより、民謡の方が向いているらしい。

 次に三線教室のお稽古について説明。

  • 稽古に対する姿勢について
    お稽古なので厳しい面も出てくるけど、最初は基本的に楽しんでもらうことを重視している。
  • 教室の場所や会費等の規約について
    教室は、月に2回開催。細かな説明はここでは割愛。教室に入会するのであれば、次回の稽古までに入会申込書を提出する。

 あとは、持参した三線の状態を見てもらいました。自分の三線は紐の部分が竿と本体の間に挟まってて、とても駄目な状態っだった様です。弦を弾いても音が紐の箇所で吸収されて音が殺されちゃっている状態になっていたので、紐の挟まりを解消してもらい、良い状態にしてもらいました。自分じゃ気付かないわ、こりゃ。

 最後に三線の絃の構え方、弾き方をついて教えてもらう。左指は、指先で抑える様です。なるべく点で抑えて音が通る事を意識する。民謡は基本立って弾くので、その事を意識した右手の構え方が必要になる。
 (入会へのプレッシャーを多少感じつつ)曲集も同時にいただけました。体験レッスンを終えた後、通常のお稽古にも同席させていただきました。色々な曲をいっぱい弾いていただきました。

三線教室入会、初回稽古

 次回お稽古までに入会するかどうかを連絡することになり、本当に入会してやっていくか熟考する。奥さんには月二回程土曜日のお昼に教室に通う許可が貰えたけど、それなりに時間を取られる事になるし、大丈夫かなぁ。でも、三線をまた弾かなくなるのも勿体ないしなぁ。うーん、、、でも、教室に通って曲が弾ける様になる楽しみもあるけど、やっぱりそれをお稽古とかで披露する場がやっぱり無いと三線を楽しむまでには至らないな、ということで、三線教室入会を決意。

 2024年3月23日(土)に初回お稽古に参加。体験教室でご一緒した女性の方は、結局入会しなかった様だ。普段は2部制となっている教室が稽古場所が普段と異なるため、合同で実施することに。お稽古当日まで何をすれば良いかよく分からず、特に準備なく参加してしまった。(これがマズかった。。)
 合同練習ということで、既に三線演奏に慣れている方の中に入れるはずもなく、ほぼ皆さんが弾いている音を聞いて、唄に少し参加するくらいしかできず、ほぼ何もできない状態で終わってしまった。。これはマズい!お稽古に参加している意味が無い。何より稽古代が勿体ない。(泣)
 よくよく自宅で練習してから稽古に臨まなければ教室に通う意味が無くなってしまう事を実感。まずは課題曲である「安里屋ユンタ」の音源をもらい、よく曲を聴いて曲を知ることからだ!

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